こんにちは。パセリです。
今日は、ビントロングさんの紹介です。
ぼくが会いに行くと、だいたい木の上で寝ています。
ビントロングさんもこの前、少し大変なことがありましたが、今は無事に動物園へ戻っています。
そのときのことは、ニュースのほうに書いてあります。
せっかくなので、僕が好きなところを少し書いてみようと思います。
ビントロングさん

ビントロングさんは、黒くて長い毛に覆われた、ずんぐりとした体の動物です。
顔には白っぽいひげがあり、小さな丸い耳からは毛がぴょこんと伸びています。
体の長さは60〜90センチほどです。
さらに、体と同じくらい長いしっぽがあります。
東南アジアの森林に暮らす、主に夜行性の動物です。
ビントロングさんは、英語で「ベアキャット(Bearcat)」とも呼ばれています。

Bearはクマ、Catはネコ。
でも、クマでもネコでもありません。
ビントロングさんは、ジャコウネコの仲間です。
長いしっぽには秘密があります

ビントロングさんのしっぽは、長いだけではありません。
しっぽを木の枝に巻きつけて、つかむことができます。
木の上を移動するときには、しっぽを使って体を支えたり、バランスをとったりします。
まるで、もう一本の手足みたいです。
僕が会いに行くときはたいてい寝ているので、しっぽを器用に使うところを、まだ一度も見たことがありません。いつか見てみたいです。
ポップコーンみたいな匂いがします

ビントロングさんには、かなり変わった特徴があります。
バターポップコーンのような匂いがするんです。
この匂いには、「2-アセチル-1-ピロリン」という成分が関係しています。
呼び方は難しいですが、ポップコーンの香ばしい匂いにも含まれている成分です。
ちなみに、オスとメスでは匂いの成分にも違いがあり、こうした匂いは仲間とのやりとりにも役立っています。
初めて近くまで行ったとき、僕は誰かが売店でポップコーンでも買ってきたのかと思いました。
果物が好きです

ビントロングさんは、イチジクなどの果物をよく食べます。
その中には、「絞め殺しイチジク」と呼ばれるものもあります。
名前はちょっと怖いですが、ほかの木の上などで芽を出し、根を地面まで伸ばして成長します。
やがて宿主の木を包み込み、枯らしてしまうこともあるイチジクです。

そして面白いのが、ビントロングさんが食べたあとの種です。
ビントロングさんは木の上でふんをすることがあり、食べたイチジクの種もそこに残ります。
その結果、絞め殺しイチジクの種が、芽を出すのに適した場所へ運ばれることがあります。
さらに、こうしたイチジクの中には、ビントロングさんのお腹を通ることで、発芽しやすくなる種類もあります。
いろいろな声を出します

静かにしていることが多いビントロングさんですが、実はいろいろな声を出します。
機嫌がいいときには、クスクス笑うような声や、ゴロゴロという声を出すことがあります。
反対に、嫌なことがあったり怖がったりすると、猫の叫び声のような高い声や、うなり声を出すこともあります。
僕はまだ、クスクス笑うような声を聞いたことがありません。
いつか、ご機嫌な声も聞いてみたいです。
また会いに行きます

ビントロングさんのことを、少しでも知ってもらえたらうれしいです。
いろいろな一面がありますが、僕が会いに行くと、だいたい木の上で寝ています。
僕は、そんなビントロングさんが大好きです。
(文:そこにゅ編集部 パセリ端之介)
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※この記事に登場する人物・出来事はフィクションです。
動物の生態に関する情報は、実在する動物についての情報をもとにしています。

